記事詳細::声が聴きたくて １４
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著者：natsu
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Written by. nana Trans by. natsu 声が聴きたくて １４ どうしてもジェジュンを置いて行くことが出来ずにユノは薄い布団を被ったままソファに横になって夜を過ごした。いつも寝ている時は敏感すぎるぐらいで、誰かがちょっとでも触れたりカサカサと音だけ出しても目が開いてしまうユノだったが、今日は浅い息だけ出しながら死んだように目を閉じていた。今日に限って早く目が覚めてしまったジェジュンは、声を出すまいとスリッパも履かずに裸足のまま病室の床を踏んだ。服がカサッとする音が気になって、体で揺れる服を少し引き寄せて握ると足を踏み出してユノの前に立った。椅子にそっとうずくまりながら座ったジェジュンはユノの頬を指で撫で下ろした。腰のあたりまで下がっている薄い布団を首まで引き上げると、布団がとても薄くて寒くないだろうかと思いベッドから布団をもう一枚持っ...
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