記事詳細::声が聴きたくて ９
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著者：natsu
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Written by. nana Trans by. natsu 声が聴きたくて ９ 肩を抱いた手の中で汗が滲む感じにユノがジェジュンの肩から少しの間手を離すとズボンにこすって拭った。自分がジェジュンを子供のように触れて撫でたおかげでスキンシップに慣れたとはいえ、このようにほとんど抱きしめた姿勢でいるのは初めてなので、触れている部分が熱く燃えるようだった。 「壁側に沿って行けば大丈夫だから。」 冷や汗が滴になるジェジュンの額を一度拭いてやると、再び肩を抱いた。映画館からほとんどの客が出た後のようで周囲には人がまばらだった。ユノが一歩歩くとすぐにジェジュンがためらいながら一緒に一歩歩き、一歩歩いたら二度目の足を出すのは容易になって歩く速度が速くなった。ジェジュンをいくら知っても女には見えないということをユノはよくわかっていたが、このような形で無...
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